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冬の楽しみと言えば、スノーシューやスキーなどのアウトドアアクティビティが挙げられますが、寒さ対策を間違えてしまうと、快適さも安全性も損なわれてしまいます。

この記事では、冬の服装にまつわる一般的な誤解を取り上げ、どのようにすれば冬の厳しい寒さの中でも温かく、かつ動きやすく過ごせるかについての真実をお伝えします。効果的なレイヤリングの方法から、適切なアクセサリーの選び方まで、冬のアウトドアを100%楽しむための必須情報を紹介します。

1. ジャケットはかさばるほど暖かいという誤解

約2.3kgもある重くてモコモコしたジャケットを着れば暖かく過ごせる、というのはよくある誤解です。しかし、実際は効果的なレイヤリング(重ね着)と、防風・断熱性に優れたジャケットの方が、大きくてかさばるコートよりも暖かく過ごせます。

効果的なレイヤリングとは?

  • ベースレイヤー(1枚目)
    汗を素早く吸収・発散し、体をドライで暖かく保つ吸湿速乾性のある素材を選びましょう。メリノウールや高機能な合成繊維がおすすめです。
  • ミドルレイヤー(2枚目)
    体温を保持し、外部の寒さを遮断する断熱層です。フリース、ダウン、厚手のウールなど、気温や活動量に応じて選びましょう。
  • アウターレイヤー(3枚目)
    防風・防水性に優れたシェルジャケットで、風や雪から体を守ります。必要に応じて、断熱材が入ったものを選ぶとさらに暖かく過ごせます。

ポイント:

  • 軽量で動きやすいジャケットを選びましょう。かさばりすぎると動きを妨げ、快適さが損なわれます。
  • 収納性も重要です。使わないときはバックパックにコンパクトに収納できると便利です。

2. 冬は汗をかかないという誤解

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多くの人は寒さを恐れて冬に外出を控えますが、実際にはスノーシューを数分履いたり、スキーを数回滑ったりするだけで体は熱を発し、汗をかき始めます。レイヤリングが重要なのは、暑くなったときに衣類を調節して体温をコントロールできるからです。

汗をかいたまま放置すると、休憩時や気温が下がったときに体が急激に冷えてしまう危険があります。

3. 雪の中でもジーンズで大丈夫という誤解

やめておきましょう。濡れたジーンズは重く、屋外では乾きにくいため、体温を奪い続けます。また、ジーンズは伸縮性が低く、スノーシューやスキーでの動きを妨げます。

おすすめ:

  • 速乾性の高いアウトドア用パンツを着用しましょう。
  • 雪のアクティビティを楽しむなら、防水・断熱性のあるスノーパンツへの投資を検討してください。

4. 普段のブーツやランニングシューズで雪遊びができるという誤解

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雪(つまり水分)は、防水加工されていない靴、たとえば革のブーツやランニングシューズに簡単に浸透します。濡れた足は不快なだけでなく、凍傷のリスクも高まります。

おすすめ:

  • 足首までしっかり覆う、防水・断熱性のあるウィンターブーツを選びましょう。
  • ヒール付きのファッションブーツは避け、滑りにくいソールのものを選びましょう。

5. 綿の靴下でも問題ないという誤解

綿の靴下は湿気を吸収して乾きにくいため、足を冷やし、水ぶくれの原因にもなります。

おすすめ:

  • ウールや合成繊維の速乾性吸湿発散性に優れた靴下を選びましょう。
  • 濡れても保温性を維持できる素材が理想的です。

6. 短時間の冬のハイキングなら荷物は不要という誤解

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自然の変化に備えることは重要です。出発時に晴れていても、天候は急変することがあります。

必携品:

  • 軽食
  • ナビゲーションツール(GPSやコンパス)
  • ヘッドランプ懐中電灯
  • ハンドウォーマー
  • 予備の衣類靴下
  • ファーストエイドキット(救急用品セット)

7. 雪が降っていなければ帽子は不要という誤解

冬の冷たい風は、耳や頭部から体温を奪います。頭部を保温することで、全身の暖かさを維持できます。

ポイント:

  • 耳まで覆えるニットキャップビーニーを着用しましょう。
  • 帽子をかぶることで、体温の最大50%を保持できるとも言われています。

8. ニットやフリースの手袋で十分という誤解

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普通のニット手袋やフリース手袋は風や水を通しやすく、手を冷やしてしまいます。

おすすめ:

  • 断熱性撥水性を備えた手袋を選びましょう。
  • 長時間のアウトドア活動には、防水・通気性の高い手袋やミトンが理想的です。

9. 冬には日焼け止めが不要という誤解

冬でも紫外線は存在し、さらに雪面からの反射により紫外線の影響が強まります。

対策:

  • 外出前に日焼け止めをしっかり塗りましょう。
  • リップクリームもUVカットのものを使用すると良いです。

10. 冬にはサングラスが不要という誤解

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晴れた日の雪景色は、強烈な眩しさで目に負担をかけます。

おすすめ:

  • UVカット機能のあるサングラスを着用しましょう。
  • 雪や風から目を守るために、ウィンタースポーツ用のゴーグルも効果的です。

まとめ

冬のアウトドアを快適に楽しむためには、適切な装備と正しい知識が欠かせません。

追加のアドバイス:

  • レイヤリングの調節:活動中に体温が上がったら、適宜レイヤーを脱いで調節しましょう。
  • 水分補給:冬でも喉の渇きを感じにくいですが、こまめな水分補給が重要です。
  • 計画と情報収集:出発前に天気予報を確認し、計画を立てましょう。

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