次のハイキングに出かける前に、適切な装備を揃え正しくパッキングする方法を知っておくことはかなり重要です。
バックパックの詰め方一つで、ハイキング中の快適さや安全性が大きく変わります。
この記事では装備の整理やパッキングのコツ、持っていくべきアイテム、そしックパックの重量をバランスよく分散させる方法を紹介します。
ギアの整理とパッキングのヒント
まず最初に、必需品を忘れないようにパッキングリストを作成しましょう。
荷造りを始める際は、重いものから詰め始めます。最適な重量バランスを確保するために、重いアイテムはリュックの底近く、そして背中に近い位置に配置します。寝袋やマット、調理器具など、キャンプ地に着くまで使わないものもリュックの底に収納しましょう。
ギアを整理するためには、防水のドライバッグを活用すると便利です。これにより、必要なものがすぐに見つかり、ギアが汚れたり濡れたりするのを防げます。さらに、防水性を高めるためにパックライナーを使用することもおすすめです。特に寝袋が濡れるのは避けたいところです。
バックパックのさまざまなポケットやコンパートメントを活用して、サングラスやカメラなどの小物をすぐに取り出せるようにしましょう。
食料のパッキング

食料に関しては、ハイキング期間中に必要な量に加え、緊急時用に少し多めに持参することが重要です。軽量で腐りにくく、調理が簡単な食品を選びましょう。
調理を予定している場合は、軽量のキャンプ用ストーブと燃料を持って行きます。各食事で必要な燃料と水の量を計算しておきましょう。乾燥食品は軽量で栄養価も高く、満腹感が得られるため、初心者のハイキングには最適です。必要なのはお湯を注ぐだけです。
ハイキング中に手軽にエネルギー補給ができるよう、スナックやエネルギーバーも用意しておきましょう。
ハイキングパックの選び方
最適なハイキングパックは、重量の大部分が体の中心に近い腰にかかるよう設計されています。また、人間工学に基づいたフィット感を実現するため、ヒップベルトやショルダーストラップ、チェストストラップなど、調節可能なポイントが多いものが望ましいです。
長時間背負うことになるため、背中の通気性が良く、肩や腰周りに十分なパッドが入っていることも重要です。
どのサイズのバックパックを選ぶべきかは、ハイキングの内容によって異なります。一般的には、軽量なギアを揃えて賢く荷造りすれば、38〜48リットルのバックパックで一泊のハイキングに必要なものがすべて収まります。
それ以上の荷物がある場合、または1〜2泊のハイキングでは、48〜58リットルのバックパックが理想的なサイズです。
持って行くべきアイテム

必需品
- すべての装備が収納できる十分な容量のバックパック
- パックライナーまたはパック用レインカバー
- 十分な水と、浄水器または浄水タブレット(途中で水を補給できる場所があるか事前に確認しましょう)
- ハイキング期間中に必要な食料
- ゴミや食べ残しを持ち帰るための袋
- 暖かくて軽量、吸湿速乾性のある衣類(防水ジャケットも忘れずに。綿製品は避け、ウールやポリプロピレン製の衣類を選びましょう)
- ハイキング用の衣類1セットと、夜に着替える乾いた衣類1セット
- 軽量のテント、暖かい寝袋、寝袋用マット(一晩キャンプする場合)
- キャンプ用ストーブ、燃料、ライター(調理を予定している場合)および必要な調理器具
- 応急処置キット
- 地図とコンパス(使い方を知っていること)
- ヘッドライトと予備の電池
- 個人用衛生キット(歯ブラシ、歯磨き粉、トイレットペーパー、手指消毒剤など)
- 個人用の位置情報ビーコン(遠隔地をハイキングする場合)
- 日焼け止め、サングラス、帽子などの紫外線対策
- サポート力のあるハイキングブーツまたはシューズ
オプション
- カメラ
- 水着と速乾性のタオル
- キャンプ地で履くサンダル
- ゲイター(泥や小石の侵入を防ぐ足首カバー)
- 本やトランプなどの娯楽品
- エアピロー(空気で膨らます枕)
- トレッキングポール