アウトドアと聞くと、晴れた日を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、自然は気まぐれなもの。突然の雨に見舞われることもあります。だからといって外出を諦める必要はありません。雨の日でもキャンプやハイキングを楽しむために、備えておきたい5つの必須アイテムを紹介します。
1. 高品質なレインジャケット

まず何よりも、レインジャケットは必携です。軽量でコンパクトなので、バックパックに常備しておくと安心です。雨や風から身を守るために、防水性・防風性に優れた高品質なものを選びましょう。
- 防水性とシームシール:縫い目やジッパー部分に防水加工(シームシール)が施されたものがおすすめです。これにより、隙間からの水の侵入を防ぎます。
- 通気性:内部の蒸れを防ぐために、透湿性のある素材を選びましょう。ジャケットの内側が汗でびっしょりでは、せっかく外側を乾かしても意味がありません。
2. バックパックカバー
装備を濡らさないことは、自分自身を濡らさないことと同じくらい重要です。防水バックパックカバーは、バックパック用のレインジャケットとも言えます。
- 防水性:バックパック全体を覆う防水カバーで、雨や泥から装備を守ります。
- 互換性:一部のバックパックには専用のレインカバーが付属していますが、そうでない場合はサイズに合ったカバーを別途購入しましょう。
- 緊急時の代用品:急な雨でカバーがない場合は、大きめのビニール袋や予備のレインジャケットで代用できます。
3. ドライバッグ

ドライバッグ(またはドライサック)は、防水性の高いスタッフサックです。
- 用途:カヤックやラフティングなどのウォータースポーツでよく使われますが、キャンプやバックパッキングでも大活躍します。
- 保護対象:寝袋、ダウンジャケット、電子機器、重要書類など、水に弱いアイテムを収納しておくと安心です。
- サイズ展開:さまざまなサイズがあり、用途に合わせて選べます。
4. 防水ハイキングブーツ
足はアウトドアでの活動において、最も大切な資産の一つです。防水ハイキングブーツを履いて、足元をしっかり守りましょう。
- 防水性能:GORE-TEX®などの防水透湿素材を使用したブーツは、外部の水を防ぎつつ内部の湿気を逃がします。
- 足の健康:足が濡れると水ぶくれができやすく、体温も奪われてしまいます。防水ブーツで足元を快適に保ちましょう。
- トラクション:雨天時の滑りやすい路面でも、しっかりとしたグリップ力で安全に歩けます。
5. 大型ビニール袋(ゴミ袋)

意外かもしれませんが、大型のビニール袋は多用途で便利なアイテムです。
- 防水カバーとして:バックパックや装備全体を覆って雨から守れます。
- 簡易シェルター:緊急時には雨風をしのぐシェルターとして活用できます。
- 仕分け用ライナー:バックパックの中で濡れたものと乾いたものを分ける際に便利です。
- その他の用途:濡れた衣類の収納や、座る場所が濡れているときの防水シートとしても使えます。
追加のヒント
- レインパンツの持参:下半身も濡れないように、レインパンツを持っていくとより快適です。
- 速乾性の衣類:コットン素材は乾きにくいため、速乾性のある合成繊維の衣類を選びましょう。
- 予備の靴下とインナー:濡れたときのために、替えの靴下やインナーを用意しておくと安心です。
- タープやポンチョの活用:休憩時や調理時に雨をしのぐためのタープや大きめのポンチョも便利です。
- テントの防水対策:キャンプをする場合は、テントの防水性を確認し、必要なら防水スプレーで補強しましょう。
雨の日のアウトドアは、自然の新たな一面を発見できる絶好のチャンスです。適切な装備と準備で、雨天でも快適に自然を楽しみましょう。雨音を聞きながらのハイキングやキャンプは、晴れの日とは違った特別な体験になるはずです。