寒い季節に欠かせないダウンジャケット。軽くて暖かいですが、「洗濯するとダメになるのでは?」と心配される方も多いのではないでしょうか。
しかし、正しい方法を知れば、自宅で簡単にお手入れできます。
今回は、ダウンジャケットを長持ちさせるための洗濯方法を紹介します。
ダウンジャケットは洗えるの?

はい、洗えます! ダウンジャケットを定期的に洗濯することで、清潔さを保ち、保温性も維持できます。
ただし、洗いすぎは生地の劣化を招くため、シーズンごとに1回程度が目安です。
汚れが目立つ場合や、ダウンが固まってきたと感じたら洗濯を検討しましょう。
洗濯前の準備
必要なもの
- 中性洗剤(ダウン専用洗剤が望ましい)
- テニスボール(乾燥時に使用)
- 洗濯機
- 乾燥機(回転式がおすすめ)
下準備
- ポケットの中身を確認:貴重品や紙類が入っていないかチェックします。
- ジッパーやベルクロを閉じる:洗濯中に他の部分を傷つけないようにします。
- 汚れを落とす:ブラシや布で表面の泥やほこりを払い落とします。
洗濯の手順
- 洗濯機のクリーニング:洗剤や柔軟剤の残留物がないように、空の状態で一度すすぎ洗いをします。
- 洗剤の投入:中性洗剤を規定量入れます。漂白剤や柔軟剤は避けましょう。
- 洗濯設定:デリケートコースや手洗いコースを選択し、水温は30℃程度に設定します。
- 単独で洗う:ダウンジャケットのみを洗濯機に入れ、他の衣類と一緒に洗わないようにします。
- 追加のすすぎ:洗剤が残らないよう、すすぎを2回行います。
乾燥の手順

- 余分な水分を除去:洗濯後、タオルで軽く押さえて水気を取ります。強く絞らないよう注意。
- 乾燥機で乾かす:低温設定で乾燥機に入れ、テニスボールを一緒に入れます。これにより、ダウンの偏りを防ぎ、ふんわりと仕上がります。
- 途中で取り出す:20〜30分ごとに乾燥機から取り出し、ジャケットを軽く振ってダウンを均一に広げます。
- 完全に乾かす:乾燥には2〜3時間かかることがあります。ダウンがしっかりと膨らみ、完全に乾いていることを確認します。
洗濯後のケア
- 自然乾燥も可能:乾燥機がない場合は、風通しの良い場所で平らに干し、時々ダウンをほぐします。
- 防水加工の再施行:洗濯を繰り返すと防水性が低下することがあります。必要に応じて、防水スプレーでケアしましょう。
- 保管方法:完全に乾燥したら、湿気の少ない場所で保管します。圧縮袋は避け、ダウンの膨らみを保つようにします。
よくある質問
ダウンが固まってしまった場合は?
乾燥が不十分だとダウンが固まり、膨らみがなくなることがあります。
その場合は、再度濡らしてから乾燥機でしっかりと乾かし、途中で何度もダウンをほぐすことで元の状態に戻せます。
洗濯機が使えない場合は?
手洗いも可能です。大きな容器にぬるま湯と中性洗剤を入れ、ジャケットを優しく押し洗いします。十分にすすいだ後、同様に乾燥させてください。
まとめ
ダウンジャケットの洗濯は、正しい手順を踏めば自宅でも簡単に行えます。
適切なお手入れで、ダウンジャケットの暖かさと快適さを長く楽しみましょう。次のアウトドアアドベンチャーも、これで万全ですね!