何シーズンも冒険を続けると、寝袋やキルトが少し疲れて見えるかもしれません。キャンプファイヤーや朝露のかび臭い匂いがすることも。
寝袋のクリーニングはとても重要です。表面の汚れや油分は徐々に中の詰め物に浸透し、ロフト(ふくらみ)と暖かさを失わせます。
寝袋のクリーニングは簡単ですが、軽量な生地や繊細な合成繊維、ダウンの詰め物は、適切に洗わないと損傷する可能性があります。
寝袋を最高の状態に保つために、寝袋とキルトの簡単な洗濯方法を紹介します。
寝袋の洗い方:基本

まずは、「してはいけないこと」から始めましょう。寝袋を洗うことは大切ですが、洗いすぎると性能を損なう恐れがあります。
定期的に使用する寝袋でも、洗濯は年に一度が目安です。また、寝袋やキルトをドライクリーニングしたり、漂白したり、アイロンをかけたりしないでください。
次に、寝袋の洗い方が重要です。専門のクリーニングサービスもありますが、時間がかかる場合があります。浴槽で手洗いする方法もありますが、手間がかかります。
ギアを傷めないために、フロントローディング式の業務用洗濯機と乾燥機を使用することをオススメします。
トップローディング式の洗濯機は絶対に使用しないでください。撹拌により内部のバッフルが裂けたり、生地や縫い目が損傷する可能性があります。
必要なもの
作業を始める前に、以下のものを用意しましょう:
- 適切な洗剤:寝袋やキルトの中綿に合った洗剤を選びましょう。ダウン専用やテクニカルギア専用の洗剤は、中綿の性能を最大限に引き出し、残留物を残しません。
- テニスボールまたはドライヤーボール:乾燥時に使用すると、ダウンの固まりを防ぎ、乾燥を助けます。
ダウン寝袋とキャンプ用キルト

1. 洗い方
- 洗剤:3オンスの Nikwax Down Wash Direct を使用します。
- 方法:手洗いまたは大容量のフロントローディング式洗濯機で洗います。
- 設定:冷水でデリケートコースを選択し、すすぎは2回行います。
- 注意事項:
- 乾燥前に追加の脱水サイクルを行い、できるだけ水分を取り除きます。
- ドライクリーニング、漂白剤の使用、アイロンがけ、トップローディング式洗濯機の使用は避けてください。
2. 乾かし方
- 吊るして乾燥:可能な限り吊るして乾かします。24〜48時間以上かかる場合がありますが、これがダウンを長持ちさせる最善の方法です。
- 環境:風通しが良く、湿度の低い場所で行います。
- 工夫:手でほぐしたり、軽く振ってダウンの塊をほぐし、頻繁に裏返すと乾燥が早まります。
- 乾燥機を使用する場合:
- 大型の乾燥機でデリケートコースにします。
- 過熱を防ぐため、頻繁に様子をチェックします。
- テニスボールを3〜5個入れると、ダウンの固まりを防ぎ、乾燥時間が短縮されます。
3. 撥水処理の再生
- 製品:Nikwax® Down Proof™ を使用します。
- 効果:ダウンの撥水性を回復し、耐水性を向上させます。
- 方法:ボトルの指示に従ってください。
4. 保管方法
- 圧縮時間を短く:寝袋を圧縮している時間が短いほど、ロフトが維持され、暖かさが保たれます。
- 保管場所:涼しく乾燥した場所に、ゆったりと保管します。
- 収納袋:付属の拡張収納袋や、より大きな袋を使用します。
- 注意事項:長期保管には防水バッグは使用しないでください。
合成寝袋とキャンプ用キルト

1. 洗い方
- 方法:手洗い、または大容量のフロントローディング式洗濯機で洗います。
- 洗剤:中性洗剤を使用します。
- 設定:冷水でデリケートコースを選択し、すすぎは2回行います。
- 注意事項:
- ドライクリーニング、漂白、アイロンがけはしないでください。
2. 乾かし方
- 吊るして乾燥:可能な限り吊るして乾かします。24〜48時間かかることもありますが、これが最善の方法です。
- 環境:風通しが良く、湿度の低い場所で行います。
- 工夫:ファスナーを全開にし、頻繁に裏返すと乾燥が早まります。
- 乾燥機を使用する場合:
- 大型の乾燥機でデリケートコースにします。
- 過熱を防ぐため、頻繁に様子をチェックします。
3. 保管方法
- 圧縮時間を短く:寝袋を圧縮している時間が短いほど、ロフトが維持され、暖かさが保たれます。
- 保管場所:涼しく乾燥した場所に、ゆったりと保管します。
- 収納袋:付属の拡張収納袋や、より大きな袋を使用します。
- 注意事項:長期保管には防水バッグは使用しないでください。