リヨセル シーツと綿 シーツを並べて比較するサステナブル寝具ガイド画像|エコな天然素材ベッドシーツの特徴・違いを解説
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シーツ選びで眠りの質も地球環境への配慮も両立できることをご存じですか?

本記事では木材由来のリヨセル(TENCEL™)と伝統的なコットンを、原料や製造プロセス、肌ざわり、サステナビリティ、耐久性、コストの観点から徹底比較します。

具体的データとシンプルなフローチャートを使って、あなたにぴったりの「最高の一枚」を見つけるお手伝いをします。

素材の正体をおさらい

リヨセル綿
原料ユーカリ・ブナなどの木材セルロース綿花の種子繊維
製造溶剤を用いた閉ループプロセス(99%再利用)カーディング→紡績(農薬・水使用量が課題)
繊維分類セミ合成セルロース繊維(再生繊維)完全天然繊維
環境ラベルFSC森林認証、OEKO-TEX®などGOTS(オーガニック)、Fairtrade など

サステナビリティ比較

指標リヨセル綿(従来栽培)綿(オーガニック)
水使用量◎ 極少× 2,700 L/Tシャツ△ 減るがなお多い
農薬◎ 不使用× 多量◎ 不使用
生産エネルギー○ 低〜中△ 中△ 中
土壌劣化◎ 低× 休耕必須△ 改善傾向
生分解性

結論:環境負荷はリヨセル優勢。
ただし「オーガニック長繊維コットン」を選べば大幅改善。

眠りの「体感」を比べる

左にリヨセル シーツとグリーンリーフ、右に綿シーツとコットンボールを並べたベッドリネン比較写真
体感項目リヨセル綿
初期の肌ざわりシルキーで即ふわふわ新品はややパリッ、洗うほど柔らか
通気性
吸湿&発散◎ 水分を拡散し素早く蒸発○ 吸うが発散は遅め
冷感/温度調節ひんやり&温度順応季節なじみ良いが汗戻りあり
重さ軽め・ドレープ性高GSM に幅あり
静電気ほぼ無し無し
光沢ほんのりサテン風マット〜やや光沢(サテン織)

耐久・メンテナンス

リヨセル綿
強度(乾/湿)高/高高/やや低
ピリングしにくい短繊維はしやすい
洗濯冷水 or 30 ℃ 弱水流推奨
陰干し
40〜60 ℃までOK
タンブル低温可
しわほぼ出ない出やすい(アイロン要?)
漂白NG白色なら可
寿命適切ケアで10年級長繊維は同等、短繊維は劣る

コストレンジ

サイズリヨセル(TENCEL™ sateen 300TC 相当)長繊維コットン(エジプシャン/ピマ 400TC 前後)
シングルセット¥12,000〜18,000¥8,000〜15,000
クイーンセット¥18,000〜28,000¥12,000〜22,000
キングセット¥22,000〜35,000¥15,000〜30,000

ポイント

  • リヨセルは製造コストが高く「初期投資↑」だが、耐久・洗濯回数↓で長期コスパはそこそこ
  • 綿は価格帯が広い分、品質見極めが必須(ELS 表記・GSM・織りを要確認)。

実践!選び方フローチャート

リヨセル シーツ vs 綿シーツを木製ベッドで左右比較した和モダン寝室インテリア写真
A 寝汗が多い? --> はい → リヨセルがオススメ
A --> いいえ
B 肌ざわりは「即ふわ派 or 育てる派」?
C -->|即ふわ| → リヨセルがオススメ
C -->|育てる| → 綿がオススメ

お手入れチートシート

リヨセル

  1. 水温 30 ℃以下/弱洗剤
  2. ネット使用・柔軟剤なし
  3. 脱水 1 分→陰干し平干し
  4. シワが気になれば濡れ干しシェイクでOK

綿

  1. 40 ℃標準+酵素系洗剤
  2. 色移り防止に同系色分け
  3. タンブル低温 → 取り出し即たたむ
  4. パリッと派はアイロン or スチーマー

まとめ:どちらが「最高の夜」を過ごせる?

優先事項ベストチョイス
エコ・低刺激・ドレープ・汗かき対策リヨセル
価格幅・洗濯ラク・育てる楽しみ・伝統の質感綿(長繊維)

リヨセルは「最新エシカル×ホテル級シルキー」
綿は「王道カジュアル×経年美化」

――最終的には「肌が喜ぶ感触」と「手入れにかけられる手間」で決定しましょう。

ぜひ店舗やサンプルで実際に触れ、あなたのベッドルームに最適な一枚を選んでみてください。

今夜から、眠りのクオリティが変わります。

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