結論
サイズは厚みまで測る。
織りはサテン=なめらか、パーケール=さらり。
使い方・季節・体質で決め、洗い替えを用意。
まずは「なぜ失敗するのか」を知る
ベッドシーツの失敗は、サイズのミスマッチと生地選びの勘違いがほとんど。
「買ってみたら角が浮く」「洗うたびにシワが気になる」「夏はベタつく、冬は冷たい」、その原因はマットレス厚みの見落としや織りの特徴の理解不足にあります。
この記事では、Pizunaのシーツを気持ちよく長く使うために、サイズと生地の基本をやさしく解説します。
サイズ選びの正解は「長さ×幅×厚み」の3点測定
1. マットレスを測る(必ず厚みも)
- 長さ(L):マットレスの端から端まで
- 幅(W):左右の端から端まで
- 厚み(H):床からマットレス上面まで(トップパッドやベッドパッドを重ねる場合は重ねた状態で測定)
目安:厚みが25cm以上あるハイタイプは、標準サイズだと「角が外れる」「ゴムが伸びる」原因に。厚みに余裕をもたせたサイズ(または深型)を選びましょう。
2. フィット(ボックス)シーツ vs フラットシーツ
- フィットシーツ(ボックスシーツ):四隅ゴム。ベッドメイクが早い。厚み適合が超重要。
- フラットシーツ:1枚布。タックイン(折り込み)で調整できるぶん、サイズ融通が利く。
3. 失敗しないサイズ早見メモ
- ボックスシーツは「マットレス厚み+5〜10cmのゆとり」目安
- フラットシーツは「幅・長さともに各+30〜45cm」程度の折り込み余白が快適
- トッパーやベッドパッドを使う人は使用時の総厚みで選定
ワンポイント:洗濯で3〜5%縮む生地もあります。新品は“少し余裕”がちょうどいい。
生地の違いを知る:サテン織 vs パーケール(平織り)
サテン織
- 肌触り:なめらか、しっとり、やや光沢
- シワ:少なめで“ホテルライク”な見た目
- 季節:オールシーズン〜特に秋冬・エアコン環境に好相性
- 向いている人:やわらかな肌当たり重視、見た目も上質にしたい
パーケール
- 肌触り:さらり、軽やか、マットな質感
- 通気性:高く、汗ばむ季節に快適
- 季節:春夏、湿度の高い地域
- 向いている人:シャリ感好き、涼しさ・軽さを重視
スレッドカウントの考え方
- めやす:300〜500TCでしなやかさ×耐久性のバランスが取りやすい
- 数字が高ければ絶対に“最高”ではありません。綿の質(長繊維/ロングステープル)や仕上げが体感を左右します。
こんなときどうする?シーン別ベストチョイス
ケースA:厚めのマットレス(H=28cm)+ベッドパッド
- 選び方:深め仕様のボックスシーツ or サイズに余裕のあるフラットシーツ
- 生地:ズレやすい環境ではサテン織がベッドメイク後の見た目も整いやすい
ケースB:暑がり・汗をかきやすい
- 生地:パーケールの通気・速乾寄りを選択
- 運用:枕カバーは替えを2–3枚用意して高頻度で洗濯
詳細は【枕カバーの正しい選び方|摩擦・衛生・洗濯頻度】で確認してみてください。
ケースC:ホテルライクな“つるん”とした見た目にしたい
- 生地:サテン織
- カラー:白・グレージュ・ライトグレーなどの無彩色でまとめるとベッドカバー おしゃれな印象に
ケースD:敏感肌・摩擦を減らしたい
- 糸:ロングステープル綿やコーマ糸など繊維の均質さに注目
- 織り:サテン織の“引っかかりの少ない面”が肌当たり◎
ケースE:一気に揃えたい・ギフトにも
- セット:色と質感を統一できる「布団 カバー セット」が便利
- 運用:洗い替えを最低2セット用意で、清潔+長持ち
今日からできる失敗しない3ステップ
- 厚みを測る(パッド込みでHを再確認)
- 使い方で選ぶ(ボックス/フラット、季節・体質に合わせて織りを決定)
- 運用を整える(洗い替え・洗濯頻度・保管方法までセットで計画)
まずはご自宅のマットレスの長さ・幅・厚みをメモしましょう。その数値を基準に、サテン織で上質、パーケールで涼感、
よくある質問(FAQ)
Q1. ボックスシーツとフラットシーツ、初心者はどっちがいい?
A. ベッドメイクの速さ重視ならボックス、サイズ融通やホテル式のタックインを楽しみたいならフラット。最初の1枚はボックス、洗い替えでフラットを追加する人も多いです。
Q2. スレッドカウント(TC)は高いほど良い?
A. 一概に“高い=最強”ではありません。綿の質・織り・後加工の総合力が寝心地を決めます。300〜500TCは日常で扱いやすい“ちょうどいい帯”。
Q3. 洗濯頻度は?縮みは気にするべき?
A. 枕カバーは2〜3日に1回、シーツは週1回が目安。綿は3〜5%ほど縮むことがあるため、少し余裕のあるサイズ選びと陰干し気味のケアが安心です。
Q4. 夏はベタつき、冬はヒヤッとするのが苦手。
A. 夏はパーケール、冬やエアコン環境ではサテン織が快適。季節で“織り違い”の洗い替えを用意すると体感が安定します。
詳細は【ベッドシーツの洗濯・乾燥・保管|長持ちさせるコツ】で確認してみてください。
チェックリスト
- マットレスの長さ・幅・厚みを測った
- ベッドパッド/トッパー込みで厚みを再確認した
- ボックス or フラットを決めた
- サテン織 or パーケールを決めた(季節・体質で)
- 洗い替えのセット数(2–3)を決めた
詳細は【失敗しないギフト選び|サイズを聞かなくても喜ばれる寝具セット】で確認してみてください。


